工場生産された高強度の
更生管を使って、老朽管を改築します。
工法詳細
自立管強度の更生管を管きょ内に挿入接続し、既設管との隙間にセメント系の注入材を裏込めする、鞘管工法です。
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SSL-L管は、用途によりオーステナイト系のSUS316Lか304から選択する。
ステンレス鋼は硬質塩化ビニル樹脂の約6倍の曲げ強度及び60倍のヤング率を持ち、高強度の自立管を形成する。
SUS316Lにおいては、下水道管内の硫化水素に高い抵抗を示す。 - SSL-L,V管は長さ600mm、有効長500mm(標準管)の更生管を人孔から既設管に順次挿入、接続したのち更生管と既設管の空隙にセメント系の裏込材を注入することにより、自立管としての更生管がさらに裏込材との相乗効果により高耐荷力の管となる。さらに、更生管は工場で製産が完結するため、品質が一定で新管と同等の管に蘇えさせることができる。
- 外径600mm未満の更生管を使用する場合は、人孔斜壁を撤去する必要がない。また、樹脂含浸装置、ボイラー車、保冷車、反転用給水車などの特殊装置を必要とせず、道路占有面積が小さいので、交通規制は最小限の範囲で施工できる。
- 更生管の挿入接続は容易で、熟練工を必要としない。
- 供用しながらも、一定の水深・流速であれば作業可能である。
- 作業はいつでも中断することが出来、いつでも再開することが可能である。たとえば、降雨時には作業を途中で中止した後、流量低下後再開できる。
- 取付管部の復旧は、事前に穿孔した更生管を取付管の位置に来るように挿入し、部分補修工法により接続する。
(ステンレステーパー管)
(下水道硬質塩ビ管)
図解
(管口仕上げ工)